キャンプに最適のダッチオーブン大集合！素材別の特性と手入れ方法は

ダッチオーブンは、アウトドアの楽しみの幅がぐっと広がるアイテムです。ただし、素材によって手入れが必要で、形状にも違いがあるので注意が必要です。ダッチオーブンの素材別の特徴と、おすすめの商品を紹介します。

ダッチオーブンとは？

ダッチオーブンとは、金属製の蓋つきの分厚い鍋で、あらゆる調理法に対応できる万能鍋のこと。強力な直火にも耐えるので、アウトドアシーンで大活躍します。素材によってはメンテナンスに手間がかかりますが、そこもまた魅力のひとつ。手をかけて自分だけのダッチオーブンを育てるのも楽しいものです。慣れれば、それほど手間にも感じませんよ。

キャンプ×ダッチオーブンは相性抜群！

煮込み料理に

ダッチオーブンは、キャンプ料理のあらゆるメニューに対応できます。例えば、カレーやシチュー、おでんなどは、圧力鍋のように材料を入れ放っておけば完成。火加減だけ注意しておけばとろとろの絶品煮込み料理ができますし、蒸し料理もできるので、寒い季節のキャンプでは特に重宝します。

主食もばっちり

ふっくらおいしい白米の炊飯や焦げ目まで美味しいパエリアなど、主食にも活用できます。オーブン料理も得意で、ケーキやナン、ピザを焼くのはもちろんのこと、キャンプ飯として一度は挑戦してみたいローストチキンやローストビーフも、中までしっかり熱が入り、フライパンで作るよりジューシーに仕上がるのでおすすめです。

焼き芋や燻製まで

蓋の重さを活かした無水調理も可能です。水を入れずにトマトと塩だけで絶品のスープが完成。石焼き芋のようなしっとりホクホクの焼き芋も作れます。室内では汚れや臭いが気になる揚げ物や燻製も、ダッチオーブンを使って屋外で気兼ねなく調理できます。

【素材別】ダッチオーブンの特徴とお手入れ方法

ダッチオーブンは素材の性質によって使い方が変わります。その種類とそれぞれの特徴、お手入れ方法の違い、使用可能な熱源などをご紹介します。

鋳鉄製

鋳鉄製は、ダッチオーブンの中では最もオーソドックスな素材です。鉄なので錆びやすいのが難点ですが、使い込むにつれて焦げにくく、扱いやすくなります。底面が平らであれば直火でも使用可能、さらにIHでもOKのモノもあるので、アウトドアはもちろん自宅でも使えます。

鋳鉄製の鍋は、調理中に鉄分が溶け出すため手軽に鉄分補給ができるのもメリット。南部鉄器の鋳鉄製のダッチオーブンも人気です。

お手入れ方法

鋳鉄製の製品は、使い始めにシーズニングという慣らし作業をします。手順としては、「お湯を沸かして錆止めのワックスを流す」→「空焚きして完全に乾かす」→「油を塗って強火で熱するのを繰り返す」→「玉ねぎなどの野菜くずを炒めて鉄臭さを取る」→「冷めたら再度油を塗る」というものです。メーカーによってシーズニング不要だったりあらかじめシーズニング済みのものもあるので確認しましょう。

使用後は、洗剤を使わずにたわしとお湯で汚れや焦げを落とします。熱いままのダッチオーブンに水を入れるとヒートショックで割れることがあるので注意しましょう。汚れが落ちたら空焚きして完全に乾燥させた後に油を塗り、新聞紙等に包んで湿気の少ない場所に保管します。

黒皮鉄板製

黒皮鉄板製の製品は、黒い酸化皮膜で表面を覆われており錆びにくいため、鋳鉄よりもメンテナンスは簡単です。温度が高い状態で水につけると割れてしまうヒートショックや衝撃にも強く、焦げにくいので初心者でも扱いやすいでしょう。ただし重さがあるので、持ち運びには注意が必要です。

お手入れ方法

鋳鉄製のものと同様のシーズニングとアフターケアが必要です。しかし、大きな違いとしては洗剤で洗える点です。使った鍋を洗わないことに不安を感じる方にとっては嬉しいポイントといえます。

ダクタイル（和鉄）

ダクタイル鋳鉄製の製品は、薄くて軽量なのが特徴です。ヒートショックや衝撃に強く、比較的錆びにくい上に、IH対応なので家庭のキッチンでも使用可能。価格は高めですが、大切にメンテナンスすれば長く使えるので、コストパフォーマンスとしては決して悪くはないでしょう。

お手入れ方法

他の鋳鉄製品同様、使用前のシーズニングや使用後のメンテナンスは必要です。洗剤は使えないので、お湯とタワシなどで汚れを落としましょう。

ステンレス製

ステンレス製の製品は、なんといっても扱いやすさが際立ちます。薄くて軽く、丈夫で錆びにくいのがポイント。火加減によっては焦げやすく、ススなどの汚れがつくと目立ってしまうことには注意が必要ですが、初心者にも挑戦しやすい素材です。

IH対応なのでキッチンのコンロでも使えます。ホーロー製も家庭向きですが、アウトドアでは火力が強いと割れやすいホーローよりステンレス製のほうが安心です。

お手入れ方法

ステンレス製のダッチオーブンは、シーズニング不要で普通の鍋と同じように扱えます。洗い方も洗剤でゴシゴシ洗えますし、保管に気を遣うこともありません。

素材以外でのダッチオーブンの選び方のポイントは？

ダッチオーブンの選び方で素材以外に基準となるのは、「サイズ」と「形状」です。

サイズ

ダッチオーブンのサイズは、ソロキャンプに適した6インチなどのミニサイズのものや14インチ以上の大型のものもありますが、主に8、10、12インチで展開されています。

8インチは直径が約20センチで、少人数での使用や、2台目として追加するのにちょうどいい大きさです。10インチは約25センチで、3〜4人程度のファミリーキャンプに最適。自宅のキッチンでも使いやすいサイズです。12インチは約31センチで、グループキャンプなど大人数での使用に向いています。深さがあるものだと、丸鶏などの大型の食材が蓋に触れることなくすっぽり入ります。

形状

ダッチオーブンの蓋の形状は、炭を乗せられるタイプとそうでないものとがあります。蓋が平らで縁がついているものは、蓋の上に薪や炭などの熱源を乗せられるので上火と下火から加熱できます。食材の中までじっくり熱が入り旨味がぎゅっと詰まった味わいに仕上がりますよ。

脚付きかどうか

形状の違いとしては、脚付きかどうかもポイントになります。脚付きだと屋外で使うときに安定しやすい反面、家庭用のコンロでは使用できません。どちらでも使いたい場合は、固定の脚ではなく、取り外しできるスタンド付きのものがおすすめです。

収納ケース・リッドリフター付きも

初心者なら、持ち運びに便利な収納ケースやリッドリフターなど、必要なものを揃えたビギナーセットを選ぶと安心です。そのほか、熱々のダッチオーブンを置いておくステンレステーブルやロストル、底上げして食材の焦げ付きを防ぎ、蒸し料理や燻製にも使える底網、直火禁止の場所でも焚き火調理ができる焚き火台などもあると重宝します。

ロッジ / LODGE

ダブルダッチオーヴン 10 1/4インチ

5 QUART CAST IRON DOUBLE DUTCH OVEN,

アメリカのNo.1キャストアイアンメーカーであるロッジ社の長年の研究により生まれた、シーズニング不要ですぐに使えるダッチオーブン「ロッジロジック」シリーズのダブルダッチオーブン。汎用性が高く、一つあるとさまざまな調理に対応できる優れモノ。表面のコーティングにより、長年使い込んだような風格ある仕上がりです。
●外径:26.5cm×深さ15cm ●鍋内径:25.5cm×深さ10cm ●蓋内径:24.5cm×深さ4.5cm ●重さ:5.5kg ●材質:鋳鉄 ●対応調理器具:直火、IHクッキングヒーター、ハロゲンヒーター、オーブン

ダッチオーブンとは？

キャンプ×ダッチオーブンは相性抜群！

煮込み料理に

主食もばっちり

焼き芋や燻製まで

【素材別】ダッチオーブンの特徴とお手入れ方法

鋳鉄製

黒皮鉄板製

ダクタイル（和鉄）

ステンレス製

素材以外でのダッチオーブンの選び方のポイントは？

サイズ

形状

脚付きかどうか

収納ケース・リッドリフター付きも

SOTOの人気ステンレス製ダッチオーブン

SOTOのダッチオーブンはオプションも豊富！

ステンレスダッチオーブンはひとつ持っておくととても便利

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